中古パソコンが気になっているけど、ネットで調べたらやめておけって書いてあった・・・。
パソコンがお得に手に入る中古パソコンですが、中には「変なパソコンをつかまされるからやめておけ」なんて意見もありますよね。
この記事ではそんな中古パソコンのメリット・デメリットを徹底的に深掘りしていきます。
メリット・デメリットをしっかり認識しておくことで、自分に中古パソコンがあっているのかが分かりますよ。
中古パソコンのメリット
まずは中古パソコンのメリットから見ていきましょう。
中古パソコンのメリットは大きく3つ。
- 安い価格でよりスペックの高いパソコンが手に入る
- 新品よりも選択肢が豊富にある
- 環境にやさしい
一つずつ順番に見ていきましょう。
安い価格でよりスペックの高いパソコンが手に入る
中古パソコンは新品のパソコンに比べると、かなり安い価格で購入することができます。実際にどのくらい安くなっているのかを調べてみると
Core i5-1235Uを搭載した新品のノートパソコンが約14万円、中古のノートパソコンが約7万円で販売されていました。

もちろん時期によって価格は左右しますが、半額で同じ性能のパソコンが手に入るのは嬉しいですね。
まずは同じくらいの性能のパソコンで比べてみましたが、次は同じモデルで比較してみます。
私が中古で購入したStealth-16Studio-A13VFというゲーミングノートは、発売当初の2023年4月は約40万円でしたが


2025年の8月に中古で買ったところ、13万円以下で手に入れることができました。元の値段と比べるとかなり安くなっているのが分かりますね。
このように新品よりも圧倒的に安く購入できるのが中古パソコンのメリットの1つです。
本体が安く手に入れば、浮いたお金で周辺機器を揃えることもできるようになります。特にデスクトップパソコンにはモニター、キーボード、マウス、イヤホンなど必要な周辺機器も多いため、本体の価格が抑えられるならそれに越したことはありませんよ。
新品よりも選択肢が豊富にある


中古パソコンは既に生産が終了してしまったモデルや企業用に作られたモデルも購入することができるため、新品のパソコンよりもかなり選択肢が豊富です。
選択肢が多いということはより自分に合ったパソコンを探すことができるということ。性能だけでなくパソコンのメーカー、見た目、USBポートの数などの細部に至るまでこだわることができます。
ただし、ショップによって取り扱っているパソコンの個数は大きく変わります。中古パソコンを買うときはショップ選びも重要な要素になってきますよ。
環境にやさしい
中古パソコンを購入して使うことで、製品寿命を延ばし、廃棄物を減らす効果が期待できます。
環境省のデータによれば、パソコン製品をリユースすることで年間約100万台もの廃棄削減が見込まれるとされているようです。


不要になったPCを廃棄せず再利用することで、新たな製造や廃棄に伴うCO₂排出を減らし、循環型社会に貢献できます。



普段はあまり意識することはないかもしれませんが、安く手に入る上にエコな中古パソコンはお財布にも環境にも優しい製品と言えますね。
中古パソコンのデメリット
特に価格の安さで魅力がある中古パソコンですが、もちろんデメリットも存在します。主なデメリットは以下の3つです。
- 保証が無い・短い場合がある
- 旧世代のCPUがほとんど
- 選択肢が多すぎると感じる場合も
新品のパソコンか中古パソコンで悩んでいる方は、メリットとデメリット両方を天秤にかけて選択する必要があります。



中古パソコンのデメリットについてもしっかり知っておきましょう。
保証が無い・短い場合がある


中古パソコンではパソコンに元々ついている保証を受けることができなくなっています。メーカーの保証はあくまでも新品を購入した人が対象だからです。
中古パソコンは他の人が使用したことがある分、パーツが消耗していることがほとんど。それに伴って初期不良の確立も高くなると言えるので、保証がないのは大きなデメリットでしょう。
特に個人が出品しているようなメルカリ、ネットオークションなどには注意が必要で、購入後にすぐ故障してしまった場合でも返品・交換が不可な場合がほとんどです。
掃除が難しいノートパソコンはほこりがそのままになっているケースも少なくないので、できるだけ信頼できるショップを選ぶようにしましょう。


おすすめなのは中古パソコンを専門に取り扱っているショップ。しっかりとした点検・清掃がされた後に販売しているため中古のパソコンでも長く使うことができます。


ショップ独自の保証がされていることも多く、長いところでは1年間の保証が用意されている場合も。中古パソコンをより安心して購入したいという方は、中古パソコン専門ショップから選ぶようにしましょう。


旧世代のCPUのパソコンがほとんど
中古として売られているパソコンのほとんどは旧世代のCPUが使われており、新しい世代のCPUを搭載したパソコンはほとんど目にすることはできません。
できるだけ性能の良いパソコンを買いたい!
そんな方には中古パソコンは不向きな選択と言えます。しっかりと予算を用意したうえで新品のパソコンを購入しましょう。
また、まれに新しいモデルのパソコンが中古で売られていたとしても、新品とあまり価格が変わらない、という場合が多いです。あまり安くならないならリスクが少ない新品で買ってしまったほうが良いでしょう。



基本的には中古パソコン=少し前のCPUのパソコンを買うことになる、ということを覚えておいてください。
選択肢が多すぎると感じる場合も
メリットとして挙げた選択肢の豊富さですが、これはそのままデメリットにもなりえます。
特にパソコンにあまり詳しくない人にとっては「似たようなパソコンばかりで違いが判らない」となってしまうことも。


取り扱っている数はショップによって大きく変わりますが、多いショップだと何百個の中古パソコンを取り扱っています。
さらに同じモデルでも状態によって違う商品として分けられているので、ショップのページが見づらいと感じることも多いですね。
パソコン初心者の方が直感的に分からないというのは大きなデメリットと言えます。
中古パソコンのデメリットを抑えることが重要
これまで紹介したように、中古パソコンには様々なメリット・デメリットがあります。中古パソコンを上手に買うためにはいかにデメリットを抑えつつメリットを活かすか、ということが肝心です。
ここでは中古パソコンのデメリットを抑えつつパソコンを選ぶ方法を解説していきます。
中古パソコンのデメリットを抑えるポイント
- 購入前に保証の有無をしっかり確認する
- 事前に購入するパソコンのスペックに目星を付けておく
- ショップの検索機能を使って商品を絞り込む
購入前に保証の有無をしっかり確認する


まずは購入前にパソコンの保証がしっかりしているかを必ず確認しましょう。新品のパソコンでも初期不良が起こることは珍しくありませんが、中古パソコンではさらに初期不良の可能性が高まります。



保証が付くショップで購入することを徹底することで中古パソコンのリスクを大きく減らすことができますよ。
また、保証の内容もショップによって異なります。例えば期間が1年間と長めに設定されていたり、保証の対象となる範囲が広かったり。
この辺りは好みによる部分も大きいので、ショップごとに保証の内容を比較して、自分が納得できるショップを選ぶのがおすすめです。
事前に購入するパソコンのスペックに目星を付けておく


中古パソコンの選択肢が多すぎる、というデメリットですが、これは事前に購入するパソコンのスペックを決めておくことである程度解消されます。
- 調べものや動画鑑賞ができれば十分→Core i3搭載のパソコンなど、ブラウザがサクサク動かせるパソコン
- 文書作成などの事務作業がしたい→Core i5搭載で、Officeソフトが付属しているパソコン
- ゲームがしたい→Core i7 + グラボが搭載されたパソコン
このように、利用用途からパソコンのスペックを絞り込んでいきましょう。
なお、実際にはCore i3、Core i5といった種類だけでなく、CPUの世代も決めておく必要があります。
世代って何?よくわからないんだけど
という方向けに、パソコンのスペックを絞り込む作業を詳しく解説した記事も用意してあるので、こちらも合わせて読んでみてくださいね。


ショップの検索機能を使って商品を絞り込む


購入するショップの選択、大まかなスペックが決まったら、実際にショップのサイトへ行き、検索機能を使ってパソコンを絞り込みましょう。



どんな検索機能が用意されているかはショップによって違いますが、CPUの種類と世代で絞り込めるようになっている場合が多いです。
また、大体の予算が決まっている場合は価格のところでその予算を選ぶことでさらにパソコンを絞り込めます。
今回は中古パソコンショップ「Qualit」でCore i5の第11世代、価格を5万円以下に設定して検索をかけてみました。


このように、条件に合致したパソコンのみが表示され、選択肢を大幅に減らすことができます。
この中に気になったパソコンがあれば、それを購入しましょう。
なぜ中古パソコンは「やめておけ」と言われる?
中古パソコンについて調べていると「やめておいた方がいい」といった趣旨の意見を目にすることがありますよね。そう言われる理由には以下のものがあります。
- 当たりはずれが多い
- 寿命が短い
- ウイルスに感染しているリスクがある
当たりはずれが多い
中古パソコンは前の使用者の使い方によって、パソコンがどのくらい消耗しているのかが変わります。パソコンに負荷がかかる作業ばかりすれば寿命は早く縮みますし、負荷が少ない作業ばかりならより長くパソコンを使うことができる、ということです。
ですが、中古パソコンは前の使用者がどのような使い方をしていたかを知ることはできません。
パソコンのスペックや外観を見ただけでは分からないことが多いため、中古パソコンはやめておけと言われることが多いのです。



中古パソコンを買うことを「おみくじ」と考える方も多いです。
ただし、当たりはずれの多さは信用できるショップを利用することである程度軽減することができます。特に中古パソコン専門ショップならショップ独自の保証がついていることが多いため、リスクを大きく減らすることができますよ。
逆にメルカリやネットオークションといった個人が出品できるようなショップで購入するのはリスクが付きまといます。パソコンに詳しくない方が出品しているケースも珍しくないため、そういったショップは避けるのが無難でしょう。
寿命が短い
パソコンのような精密機器はある程度寿命が決まっています。スマホなんかも、何年か使っているとどんどん動きが悪くなっていきますよね。
中古パソコンは既に何年か使われたパソコンのため、新品で購入した場合と比べるとかなり寿命が短い可能性があります。
価格自体は安くなるものの、使用できる年数を考えた時にコスパが悪くなる可能性がある中古パソコンはおすすめされないことが多いです。



特にノートパソコンはバッテリーの寿命が短くなっていることが多いです。
寿命が短いリスクは
ウイルスに感染しているリスクがある


パソコンを使う上で注意しなければいけないのがコンピューターウイルス。
大丈夫だと思っていたソフトからトロイの木馬が検出されて冷や汗をかいた、なんて経験をした方もいるのではないでしょうか。
中古パソコンは以前の使用者によってウイルスが仕掛けられていたり、以前の使用者がウイルスに気付かなかったりするリスクがあります。
対策としては、初期化されたパソコンを購入するか、購入した後にパソコンの初期化をしましょう。ほとんどの場合これで大きなトラブルは避けることができます。
まとめ:中古パソコンのメリット・デメリット
中古パソコンにはいろいろなメリット・デメリットがあります。
- 安い価格でよりスペックの高いパソコンが手に入る
- 新品よりも選択肢が豊富にある
- 環境にやさしい
- 保証が無い・短い場合がある
- 旧世代のCPUがほとんど
- 選択肢が多すぎると感じる場合も
中古パソコンを購入する時には、これらのメリット・デメリットを比較したうえで検討する必要があります。
中古パソコンをより安全に購入するには中古パソコン専門ショップを利用するのがおすすめ。中でもQualitは徹底した清掃と点検、1年保証が付いており、安心して中古パソコンを購入することができます。
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