ゲーミングノートはやめとけってよく聞くけど、実際はどうなんだろう?
通常のノートパソコンよりもスペックが高く、いろいろなゲームを楽しめるゲーミングノート。ですがネットで調べてみると「やめとけ」といった趣旨の情報が良く出てきますよね。
この記事では私が実際に購入したゲーミングノートを2か月間使い込んで感じたことをまとめていきます。

ゲーミングノートのここがイマイチだな、と感じた部分も包み隠さず話していきますよ。
この記事を読めばあなたにゲーミングノートが合っているのかが分かります。


使ったゲーミングノートについて


私が使ったのはMSI Stealth 16 Studio A13VFというゲーミングノートです。
Core i7-13700H、RTX 4060 Laptopが搭載されており、ある程度のゲームなら快適に遊ぶことができる性能があります。



モンハンワイルズなど高スペックが必要なゲームは厳しいですがモンハンライズ・ワールドは問題なく遊べました。
購入金額は中古で127,710 円。数年前のモデル+中古品ということもあって性能の割に安価で手に入ったと思います。中古品ですが状態はかなり良く、ほとんど新品と変わらないような状態でした。
このゲーミングノートを購入したときの様子もブログ記事にまとめていますので、興味のある方は是非合わせて読んでみてください。


ゲーミングノートを2か月使い込んで感じたメリット・デメリット
上記のゲーミングノートを購入したのが2025年の8月8日。そこから10月過ぎの約2か月間、ほぼ毎日使った感想をまとめていきます。
ちなみにこのブログの執筆・ゲームなど、パソコンでやる必要がある作業は大体このパソコンを使って行っていました。



約2か月間、1日10時間は使っていたと思います!
- パソコンのスペックが高い
- 携帯性が良い
- 高リフレッシュレートの液晶
- ゲームをした時の発熱とファンの騒音
- バッテリーの消耗が激しい
- キーボードの押しづらさ
高スペックのパソコンを手軽に持ち運べる


ゲーミングノートを使っていて一番便利だと感じたのは、高スペックなパソコンを手軽に持ち運べることです。
私は気分転換を兼ねて部屋を移動することがちょくちょくあるのですが、どんな場所でも快適に作業が行えるのは非常にありがたかったです。
また、元々は自宅のデスクトップが置いてある部屋でしかゲームをすることができませんでしたが、ゲーミングノートがあれば部屋を問わずゲームができるようになりました。
グラボが搭載されていない普通のノートパソコンでは快適にゲームを遊ぶことはできないので、これはゲーミングノートならではのメリットと言えるでしょう。
ですが、ゲーミングノートは普通のノートパソコンよりもサイズが大きく、重量も重いです。持ち運ぶこと自体はできますが、カバンに入れて長距離持ち運ぶとなると少し大変でした。
モニター不要でリフレッシュレートの高い液晶でゲームが遊べる
ゲーミングノートはリフレッシュレートが高いモデルが多く、私が購入したゲーミングノートも240Hzで使うことができました。
高リフレッシュレートのモニターは値段も高く、3万円以上の製品も珍しくありません。ゲーミングノートであればモニターは不要なので、新しいモニターを買う余裕がないという方でも高リフレッシュレートでゲームが楽しめます。



私も60Hzのモニターをずっと使っており「新しいモニター欲しいけど高いしなー」と渋ってました。
逆に「既に高リフレッシュレートのモニターを持っている」という方はゲーミングノートよりもデスクトップの方がコスパが良いと思います。
発熱がかなりある
高性能なパーツを積んでいるゲーミングノートは、普通のノートパソコンよりもかなり発熱します。
具体的にはゲームを遊んでいると、キーボード全体がほんのり暖かくなり、キーボード上にある排気口周辺はかなり熱くなる感じです。



高リフレッシュレートの影響か普通に使っているだけでもそれなりの発熱がありますね。
負荷のかかるゲームを遊ぶと発熱もひどくなり、それに伴ってファンの音もうるさくなります。イヤホンをしていればあまり気になりませんが、扇風機と同じぐらいの騒音になることも。
手軽に持ち運べるとは言え、周囲に人の多い環境でゲームをするのは向いていないと思います。
ただし、パソコンによってはCPUに制限をかけ、ファンの騒音を軽減させる静音モードが用意されている場合もあります。周囲に人がいる環境でパソコンを使うことが多い方は、静音モードの有無でゲーミングノートを選ぶのも良いと思います。



私の購入したゲーミングノートにも静音モードがあり、それを使うことでファンの騒音はかなり減りました。
バッテリーの消耗が激しい


ゲーミングノートはパーツの性能が高い分、必要な電力も増えています。どんな作業をするかにもよりますが、バッテリーの持ちは普通のノートパソコンと比べるとかなり短いと感じました。
特にバッテリー状態でゲームをすると顕著で、1時間半使っただけでバッテリーが心許ない状態になりました。ゲーミングノートを使うときはなるべくコンセントが近くにある状態で使うことを意識することが多かったですね。



持ち運べるメリットはあるものの、バッテリー状態で長時間使うのは難しいです。
キーボードが押しづらい


ゲーミングノートのキーボードは普通のキーボードと比べると少し押しづらさを感じました。ノートパソコンのキーボードは平らなのである程度は仕方ないのですが、操作の正確性が重要なゲームにはイマイチ向かない、といった印象。
特に押しづらいのがCtrlキーで、ゲームを遊んでいると押しミスをする場面が何度が経験しました。



単純に慣れの問題かもしれませんが、操作の快適さは普通のキーボードには劣ります。
また、ノートパソコンなので当然タッチパッドも付いていますが、ゲームの誤操作を防ぐために常にオフで使っています。タッチパッド自体の操作感は悪くないのですが、ゲームをする時には基本的にマウスを使うので出番はほぼありませんね。
ゲーミングノートはどんな人におすすめ?
ゲーミングノートはパソコンにコンパクトさを求める方におすすめできます。いろいろな場所に持ち運んだり、狭いスペースで使ったりと取り回しの良さが活きる使い方をするならゲーミングノートを選ぶ価値は十分にあるでしょう。



逆に同じ部屋でずっとゲームをする、といったような使い方をする場合には、デスクトップが合っています。
携帯性の良さ・省スペースが活きる使い方をする方におすすめ
- いろいろな場所を移動してパソコンを使う
- 狭い机でパソコンを使いたい
こういった方はゲーミングノートのコンパクトさが活きるため、ゲーミングノートをおすすめできます。特にモニターが不要でどこでもゲームが楽しめる点は魅力。
外でゲームをすると発熱によるファンの騒音が問題になる可能性がありますが、静音モードを使うことである程度までファンの音を抑えることができます。
外出先で動画編集をするなど、普通のパソコンでは重たくなりがちな作業をしたい方にもおすすめ。性能の良いグラボが搭載されているので、動画のエンコードも素早く行えます。



高スペックなパソコンはゲーム以外にも様々な用途で活躍してくれます。
ゲームを思う存分遊びたいならデスクトップ
ゲーミングノートはゲーム用に作られたパソコンではありますが
- 発熱が気になってゲームのグラフィックを下げる
- 長時間の連続稼働を避ける
- 画面との距離が近くて目が疲れる
といったことが起こり、気持ちよくゲームを楽しめないことがありました。



グラフィックが良いゲームを遊んでいて「これパソコンの寿命縮めてそうだな・・・」と感じたことがあります。
パソコンで主にゲームを遊ぶという方は、デスクトップの方がよりゲームを楽しめると思います。デスクトップを置く場所を確保できるなら基本的にはデスクトップを選択しましょう。

